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道場生インタビュー

Interview

真義館の道場生であり指導者でもある久保瑠輝さん（19歳）に、お話を伺いました。

久保瑠輝（くぼりゅうき）さん

真義館広島支部八木道場責任者

真義館広島支部の八木道場責任者の久保瑠輝（くぼりゅうき）です。現在大学2年生で小学校の教員を目指しながら空手の指導をさせて頂いています。5歳から空手を始め現在15年目で、最高の仲間と共に日々真義館の空手を追求し続けています。空手を始めたのは5歳の頃。母親がたまたま空手のチラシを手にして泣き虫だった僕を強い心にさせようとしたのがきっかけです。

略歴

2006　国際空手道円心会館広島支部入門竹内大策広島支部長に師従
2014　真義館全日本空手道選手権大会中学生の部組手優勝
2017　真義館全日本空手道選手権大会演武 Aクラス優勝
2018　真義館全日本空手道選手権大会演武 Aクラス優勝V2
2019　真義館全日本空手道選手権大会演武 Aクラス優勝V3
2020　真義館広島支部八木道場指導員に就任

その他県大会など組手 5度の優勝経験

「自分の意思が持てるようになった」と言われます

真義館に入門して変わったこと

人の気持ちを考えて行動できるようになりました。自分の意思を持てるようになって今までは自分の思いより先に言われたことだけをやる。言われてからするって事が多かったです。今ではゴミを拾うひとつでも「ゴミが落ちてるよ」で拾うのではなく、ゴミを拾ったら何が変わるかっていうこと未来を考えて「何でやるのか」っていうことを見えるようになりました。「自分の意思が持てるようになったな」とはよく言われます。「やりたい」「やる」って決めたことを最後まで貫き通せる様になったことが1番大きく変わったことです。

継続してこれたので自分を信じることができる

継続の大切さについて

何事に関しても継続することって難しいと思っています。何か新しくやりたい事が見つかったっていうことで、空手を習っている意味「何のために空手をやってきたのか」が分からなくて辞めるって言うのは凄いもったいないと思っています。僕は仲間や先生を信じてきたからこそ継続できました。途中思いが変わったりすることがあると思うんですが、自分のやってきたことを信じる。この人（大策師匠）に付いて行けば心が変わると僕は思っています。その空手に継続してこれたので自分を信じることができるし、今は指導者になって、子供たちも継続できるように稽古をしています。

どんな時でも助け合えるような本当の仲間ができた

指導者や仲間に気付かされたこと

仲間との絆ですかね。今まで19年間生きてきてたくさんの友達や信頼できる人に出会ってきましたが、空手の仲間っていうのは心が通じ合っていて以心伝心してるような。仲間との絆っていうものに関してはどのチーム競技よりも武道の空手の仲間っていうのはすごい絆ができて、どんな時でも助け合えるような本当の仲間になっていくのだと感じました。

失敗したことを忘れず次に活かせば必ず成功に向かう

指導者としてのメッセージ

現代の世の中では成功する事っていうことだけを教育者が成功させるためだけに動いてるように見えて、僕はそれが違うと思っています。成功よりもまずは失敗をたくさんするってことが大事だと思います。失敗っていうのはやっぱり失敗のままに終わらせなければ失敗にはならなくてその失敗したことを忘れずにそのことを活かしていけば必ず成功に向かっていきますので、今のうちにたくさん失敗してそれが全部成功に変わりますのでたくさんの事に挑戦して行ってもらいたいなと思っています。

「必ずなるようになる」挑戦すれば良い方向にいく

同世代に向けてのメッセージ

色々な社会進出とか進路に向けて忙しい時期であって、迷ったり自分が何をしたらいいのか分からなくなることがあると思うんですが「必ずなるようになる」。たくさんの事に挑戦していけば良い方向に向かっていきますので、失敗を恐れずたくさんの失敗をする前提で色々なことに挑戦していって欲しいと思っています。

最後に

初めてはずっと試合に負け続けていました。でも両親が諦めずに、こんな弱った僕なんですけど一緒に稽古してくれたり、稽古に見に来てくれました。初めて優勝した時も沢山の仲間が応援してくれて、優勝した時に「絶対1人じゃできなかったな」っていうのがありました。教えてくれる先生や先輩がいて、支えてくれる仲間がいて、目標にしてくれる後輩がいて、そういう人たちの支えがあったからこそ優勝できたなっていう風に、小学校6年生の頃に思えました。そこで凄く「空手ってそういう強さも磨けるんだな」って思いました。競技的な強さっていうのはもちろんなのですが、やっぱり心が成長できる。真義館の空手は必ず人生に役に立つような空手だと思っています。選手としての目標は成長し続けるといういうことで、真義館の空手はゴールのない、一生強くなれる空手だと思っています。日常生活全てが稽古なので、稽古し続ける、学び続けるっていう事を忘れずに生きていこうと思っています。また指導者としての目標は、今を一生懸命生きてる子供たちが挫折や壁を乗り越えられるように、寄り添いサポートをする指導者で居続けることです。子供たちが失敗・挫折する時は「初めて」のことが多いので、それが人生のなかで一番の悩みだと捉えてしまうことがあると感じています。しかし、5年後、10年後、時間が経った時に「あんなこともあったな」って笑い話に変えることができます。それは仲間や支えてくれる環境があったからこそだと実感しています。真義館で一緒に稽古をして一緒に成長していきましょう。

竹内大策からも一言

2006年5月から広島での空手指導をスタートし、現在2021年2月、15年の月日が経とうとしています。
当時幼稚園児だった生徒は、車を運転し、私の身長を追い越し、大人になりました。
ここまで共に研鑽して来れた事が嬉しいのです。

人が人と出会い、共に心身を磨く場に身を置き、生き甲斐を作る。それが道場です。

生き甲斐とは、日々の積み重ねを通して、先が見える事で明確になっていきます。

先の見えない不安があれば、自分の人生に責任を持ち、希望を持ち、目標を持ち、未来に進みましょう。

皆様の幸せを心から願い、空手を通してお役に立てる事ができたら私も幸せです。